2022年12月度 青年会活動報告

  • 機関誌・東京の印刷12月号掲載

活動報告の内容

東青協11月度定例会「さまざまなハラスメントについて考える」

東青協議員/ 山青会・(株)ジェイエンタープライズ パラケル・スジェイ

 11月15日(火)に開催された東青協11月度定例会「さまざまなハラスメントについて考える」セミナーに参加させて頂きました。これまでハラスメントなどは大企業のみに起こる問題なので、中小企業には関わりがないのではないかと軽んじていた自分の目を覚ます内容でした。今回は男女コミュニケーション専門家の小室友里氏を講師としたインターアクティブなセミナーが展開され、身に染みる内容を教えていただきました。
 自分で一番驚いた学びは、今回のワークとして行われた、隣にいる参加者が仁王立ちで腕を組んでいる状態で相手に自己紹介をする際の不愉快な気持ちでした。立っている相手の顔を見上げる距離感が女性と男性の身長差であり、女性が日常的に感じている男性に対しての体格差でありその気持ちがハラスメントになる可能性もあるとの教えに、自分の立ち居振る舞いを考えさせられました。
 先の事例の様に、気がついていないけれどもハラスメントをしているという状況が起きた時には、直ぐにその方と相談窓口である経営者や社員に経緯と事実を伝えることで対処するという、具体的な方法もご教示頂きました。ハラスメントを極力防止するためにはまず相手の立場になり受け入れ方を理解し、以後そのようなことが起きないように、知らない間に起きるハラスメントのパターンを勉強して、行動を変えないといけないと思いました。

 

東青協Cブロック会

北支部 NJC・(株)コバプロ 小林 泰成

 日頃よりお世話になっております。Cブロック北支部NJC所属・(株)コバプロの小林泰成と申します。
 10月13日(木)に東青協Cブロック会が上野にて行われました。私は今回初めての参加で、かつ顔馴染みもまだ少ないため緊張と不安を抱えながら会場に向かいました。会場に到着すると既に数人が集まっていたのですが、皆さんとても明るくにこやかな表情。後から集まる方も同様で雰囲気が良く、新顔にもウェルカムなアットホームな会で、心から安心したのを覚えています。
 会が進行し一人ずつ自己紹介の場になったのですが、これまた人前で話すことに慣れていない私は再度訪れた緊張のシーン。しかも順番が後ろだったので緊張は増していくばかりです。いざ自分の番が来て話し始めると、皆さん温かい拍手と優しい眼差しで聞いて下さるのです。それからはリラックスして喋ることができました。改めて私は良い会に参加できたと感じました。嬉しくなった私は、その場にいる中で20 代後半と最年少であったこともあり、「若い力でこのCブロック会を盛り上げていきます!」と豪語してしまいました。もう後には引けませんね。ですが気持ちは本当で、これだけ良い会なのですからどんどん発展させていきたいと思っております。これから全力でお手伝いさせて頂きます。
 このCブロック会はコロナ禍で開催がされていなかったとのことで、開催自体が約2年ぶりと聞き驚きました。いつかマスクなしでCブロック会が開催できることを心待ちにしております。
 改めまして若輩者ですが今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 

新宿支部 夏目坂交流会セミナー

東青協副議長/ 片山 泰三

 11月14日(月)に新宿支部 夏目坂交流会を新宿支部印刷会館にて開催致しました。
 今回のセミナーでは「知らなければ損??固定資産税の還付」をテーマに、講師としてあかつきリアルエステート(株)の土佐秀幸氏をお招きして開催し、非常に興味深いお話を聞くことができました。
 固定資産税の税額は固定資産の価格を基に算出されるのですが、税額を算出するのは市長村の職員であるため、昨今報道にもあるように評価額に誤りが出るケースが多発しております。徴収ミスの要因としては、工事費用内訳明細書、建築確認申請書などの資料を正しく読み解けるかという点で、建築の専門家でなければ正確な判断は非常に困難との話でした。東京都や全国市町村の職員がその判断
をするのですが、職員は建築の専門家ではなく、また数年で部署異動をする為、経験豊富な職員の絶対数が不足し、ミスが多発しているとの事です。
 算出では全体の7割でミスが発生しており、そのうちの5 割は下方向(安い方向)、2割が上方向(高い方向=過払い)との話で、少し驚きました。下方向へ間違っている場合も気を付けなくてはいけませんが、上方向へ間違っている場合は、還付請求を行うことにより還付金を受け取ることが可能になります。と言っても誰でも還付請求が出来る訳では無いので、今回講師の土佐氏のような専門家へ相談する流れになります。診断だけの場合、完全無料でやって頂けるとの話でした。
 夏目坂交流会では印刷業界のトレンドを中心に、その他社会事象などをテーマにした勉強会を定期的に企画しております。ご興味ある方がいらっしゃいましたら、いつでもご参加ください。
 今回は新宿支部のメンバーに加え、城南支部の方々にもご参加いただきました。ありがとうございました。

 

中央会青年部協議会(東京UBA)・講演会

東青協常任議員/ 杉山 剛史

 今ではゴールデンタイムに試合中継が流れ、小さなころから泣き虫で注目されていた一人の女子選手だけでなく、今や多くの選手のプライベートなことまで話題になるスポーツ「卓球」。そのプロ卓球チームを中心に運営している「琉球アスティーダスポーツクラブ(株)」代表取締役 早川周作氏をお招きし、
10月27日(木)に東京都中小企業団体青年部協議会(東京UBA)の講演会が開催されました。早川社長は大学受験直前に家業が倒産、その社長である父親が蒸発して家財全てを失いましたが、大学進学を目指し上京し、朝の新聞配達から深夜の皿洗いなどバイトをしながら学費を稼ぎ明治大学法学部へ進学。在学中から学生起業家として数多くの会社経営に参画し、その後元首相の秘書として数年勉強し、28歳で国政選挙に出馬したものの落選。再び経営者としてのキャリアを積み多数の著書を出すまでに至りました。スポーツ経営は儲からないと言われている中、プロスポーツチームとしては日本初となる上場を果たしました。
 そのような経歴を持つ方のお話はとても面白く、時に真面目に真剣に、笑いを交えながら、時に涙を誘いつつ、2021年12月にForbes Japan「今年の顔100人」に選出された方なだけあって、自己ブランディングにも長けた内容のあっという間の90 分でした。プロ卓球チームを運営するために、スポンサーを集め収益を出す為に様々な取組をしているとのこと。そのひとつとして欧州を中心とした海外
では多く使われている、ブロックチェーン技術を利用したクラブトークンというオンライン上でのファンサービス・クラブ応援ツールを用い、チームへの応援の「しるし」や「証」の役割をはじめ、単に支援の証になるだけでなく保有することでクラブ発の投票企画への参加や、トークン保有者限定の特典への応募ができるなど、新しい体験ができるデジタル上のアイテムを積極的に採用していることなどが取り上げられました。
 最先端技術を交えた取り組みを実践されている企業の一例としても、とても勉強になった講演会でした。



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